早春の嵯峨野めぐり(3)清凉寺

大覚寺のあと、ぶらぶら歩いているうちに、目の前に嵯峨釈迦堂と呼ばれている清凉寺が見えてきました。

なんの予備知識も無くぶらぶらやって来た事がとっても悔やまれました。
実はこの3月15日は 春を告げる京都の行事の中で最も古い行事の一つ 嵯峨釈迦堂のお松明式があり、「涅槃会」の後に行なわれるそうです。
大文字送り火・鞍馬の火祭と並んで 京都三大火祭として受け継がれてきた伝統行事です。

「すてきなひと」のなかの「思いもしない何か」に出会ったのです
思いもしなかった何か①です。「お松明式」に出会えた事!
境内に入るとものすごい露店の数、そして多くの人出、ビックリしました。
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そして境内にはとても大きなお松明が三基用意されています。夜にはこれが燃え上がるそうです。
材料となるのは赤松と藤の木のつるです。

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この行事はお釈迦さんを 荼毘した時の有様を 表現したものだそうで 境内に立てられた三基の大松明の燃える炎の勢いにより その年の稲作の豊凶を占うというもの。同時に本堂前に並んだ13本の高張り提灯の高低によって
江戸時代には、米相場を 近世では、株価を占うそうな。
夜8時30分一斉に点火が行われます。
これが高張り提灯。まだ部屋の中におかれてました。
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この日は拝観も無料開放。思いもしなかった何か②です。

本堂は多くの人で賑わっていました。
ここでは秘仏であるご本尊(本日のみご開帳)を拝む事が出来ました。思いもしなかった何か③です。
そしてその横では大きな涅槃図が掛けられ ちょうどお坊さんの法話が始まっていました。途中からでしたが なかなか良いお話を聴くことが出来ました。

ここの涅槃図の解説
お釈迦さまが涅槃にはいられた時にそばにあった木・沙羅双樹の色の変化は(左がわは青々としてますが右にいくにつれ薄くなっています)盛者必衰の心を表している とか お釈迦様のお母様がお釈迦様に薬を投げかけられて樹に引っかかってる事、(投薬の語源) 又 まわりの人や動物の悲しむ様子など、いろんなことを話してられました。

何しろ 途中からだったので全部は聞けなかったけど  少しお話を記録しました。ボリュームを上げてドウゾ。






人間はみんな違うけど、誰一人として必要でない人は居ないというお話。

このほかにも人間として生まれるということはものすごい低い確率であること。その例えとして
天からたらした糸を 海の底にある針の穴に糸を通すようなもの・・・すなわちとってもありえないほどの確率で私たちは人間に生まれてきた・・・と言うようなお話もありました。

次は思いもしなかった何か④です。「涅槃図」の写真OK。
法話を聴いてたひとりの方が「涅槃図の写真 撮ってもいいですか?」
お坊さんは笑いながら
「他のお坊さんに見られないようにして撮ってもいいですよ~~  重文でもなんでも無いですから」
みんな一斉にカメラを手に取り出しました。なんとラッキーな!

ではその時撮った涅槃図です。ものすごく大きいので全体図は無理。部分ごとです。
上方です。沙羅双樹の色が変わっているのがわかります。丸印は右上のお母様から投げられた薬。樹に引っかかっています。
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真ん中 の図                          下方
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そして最後は左隅に書かれた猫。わかりますでしょうか?普通は書かれないそうです。あと東福寺の涅槃図だけ描かれてるとの事! 
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だらだらと長くなりました。
何でもまとまり無く書いてしまう悪い癖。でも全部書きたいです。文章をまとめる能力が無いのか、サービス精神?旺盛なのか・・・・・

又、続きは明日に。


この記事へのコメント

五郎蔵
2009年03月18日 21:32
京都は涅槃会ですね~
東福寺、泉涌寺、真如堂…涅槃図は有名ですね。
この前の大覚寺の続きになりますが、ここ清涼寺も時代劇の
ロケ地として結構登場します。山門から見る本堂が鬼平の
エンディングで浅草寺に見立てて使用されています。
でも清涼寺と言えば、御本尊の釈迦如来でしょうね。
「清涼寺式釈迦如来」といわれエキゾチックな感じの
ホトケさまでとても好きです
ぴあの
2009年03月19日 16:46
五郎蔵さん、
昨日は外泊してまして先ほど帰宅したところです。Res遅くなりました
そうですね、ここの釈迦如来様、独特の顔つきといい、なんと表現したらいいのか。もっと大きいのかと思っていましたが意外とこじんまりでした。
涅槃図は本当にラッキーでした。今度は長谷川等伯のもドウゾ!

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  • 嵯峨清涼寺涅槃会 お松明式

    Excerpt: 昨夜、まるで冬に逆戻りしたような寒さの中、清涼寺涅槃会 お松明式に行ってまいりました。 Weblog: 私のひとりごと racked: 2012-03-16 20:39