賀茂川の源流 志明院を訪ねて

この間テレビで市川亀次郎の案内で「京都1200年の旅」を見て どうしても一度行きたくなって京都市の北方にある志明院に行ってきました。
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確か若い頃、そう 私の二十歳代の終わりごろかしら 友人に連れて行ってもらった記憶があります。
車で我が家から1時間ほどかかるのに れっきとした京都市北区の雲ケ畑出会町、我が家と同じ北区になります。

写真手前の木が京都市の天然記念物の石楠花です。

まだまだ満開とは行きませんがちらほら咲いているのもありました。
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車で行ったのですが 賀茂川にそってずっと北に上がっていきます。
京都では北に行くのは「上がる」南に行くのは「下がる」で通じます。

この日は、以前初めて乗ったオープンカーで行ってきました。とっても良い天気でオープンカー2回目の最高のドライブです。
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だんだん市街を離れ山道に入っていくと 北山杉の美しい木々の中にピンクの三つ葉ツツジや山桜、遅咲きの八重桜などが新緑の山の中に映えてとってもきれい!

薄暗い山道に突如現れる真っ白い桜には目を見張りました。本当にきれい!

ここも同じ京都の北区だなんて考えられません。
左側に流れる渓谷の水がだんだん細まってきたころ、志明院に着きました。

駒札にはこのような説明がなされていました。(拡大可)
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概略 
役行者が創建、弘法大師が再興した真言宗単立寺院。一般に岩谷不動と呼ばれている。
現在の主要建物は明治以降の再建。本堂には空海の開眼と伝える不動明王が安置され、奥院の根本中院には菅原道真の手彫りと伝える眼力不動明王が安置されている。
又、歌舞伎「鳴神」で有名な鳴神上人が竜神を閉じ込めたところと伝承される護摩洞窟があり、京都市指定の天然記念物の石楠花が多い。
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ここ志明院では楼門から奥にはカメラを持って入れません。残念!

こちらが楼門から撮った中の階段。山の階段を登って進みます。

この階段の奥、突き当りにあるのが本堂。
扉は閉じられてました。

そして本堂から先 左に回ると歌舞「鳴神」で有名な「護摩洞窟」があります。
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歌舞伎「鳴神」あらすじ  (ウイキペデイアより)
世継ぎのない天皇からの依頼をうけて、鳴神上人(なるかみしょうにん)は寺院建立を約束に皇子誕生の願をかけ、見事これを成就させる。しかし当の天皇が寺院建立の約束を反故にしたため、怒った上人は呪術を用いて、雨を降らす竜神を滝壷(志明院)に封印してしまう。それからというもの雨の降らぬ日が続き、やがて国中が干ばつに襲われ、民百姓は困りはててしまった。

そこで朝廷では女色をもって上人の呪術を破ろうと、内裏一の美女・雲の絶間姫(くものたえまひめ)を上人の許に送り込む。姫の色仕掛けにはさすがの上人も抗しきれず、思わずその身体に触れたが最後、とうとう戒律を犯し、さらには酒に酔いつぶれて眠ってしまう。その隙を見計って姫が滝壷に張ってある注連縄を切ると封印が解け、竜神がそこから飛び出すと一天にわかにかき曇ってやがて豪雨となり、姫はその場を逃げ去る。雨の音に飛び起きた上人はやっと騙されたことに気づき烈火のごとく怒り、髪は逆立ち着ている物は炎となって姫を逃さじと、その後を追いかける。
 

そんなあらすじを頭に於いて見てきました。テレビの画面を思い浮かべながら。

この後 いよいよ源流と言われる根本中院の奥にある洞窟の岩から滴り落ちる水滴を見てきました。
中院はものすごく大きな岩山のちょうど真ん中を割った中に在ります。清水寺の舞台のような懸崖造りになっていて、そこに登る急勾配の階段はちょっと怖い。但し興ざめというかこの舞台は鉄骨で作られていてちょっと不釣り合いな感じを受けました。

頭を打たないよう屈みながら洞窟の中を見ますと岩の隙間からポツリ、ポツりと水滴が。
但し源流はこれも含めて、この岩山から流れ落ちる水が集まっているとのことでした。

これが門外から撮った賀茂川の源流です。本当に小さな流れです。これが京都の真ん中を流れる賀茂川になっていくのです。
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ここ志明院ではちょうど石楠花の咲くころ大祭が行われるとのこと。

できることならもう一度行きたいな!って思いました。

出町柳発の京都バスでも行けるようです。

小さな草花たちも迎えてくれます。
「ひとり静か」
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「いかり草」
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「ミヤマキケマン」 これがなかなか覚えられなくて。深山に咲く黄色の華鬘草(けまんそう)だそうです。
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この記事へのコメント

lavie
2014年04月22日 23:05
源流探検なんて、いいですねえ。
山野草も素敵。
川の始めの元には、興味ありますね。
きれいな清水なんでしょうね。
人生ゆっくり
2014年04月23日 17:09
あのテレビ番組は私も観ましたが、ぴあのさんの文章の方が「奥深い」感じがしました。
「ひとりしずか」は私の近辺の山でも、タマに見れます。
ぴあの
2014年04月23日 19:31
lavieさん、
あら、いい言葉ですね!「源流探検」って。
我が京都のど真ん中を流れている賀茂川、どんな川でもそうでしょうが源流を訪ねるって興味が沸きますですでしょ。
行って良かったです。賀茂川を眺める目がちょっと変わってきましたよ!
ぴあの
2014年04月23日 19:35
人生ゆっくりさん、
あの番組 ご覧になられましたか?
「奥深い」なんて・・・まあ、恐縮します。
亀次郎さんは歌舞伎役者さんなので「鳴神」の洞窟の中ではすごく思い入れがあったような話し方でした。ご自分で演じられるからでしょう。
その感じを思い出しながら見てきました。興味津々でした。

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